2013/03/27

モロッコ赴任1日目 / Day 1 at Morocco

モロッコ赴任1日目の朝は、早朝のアザーン(イスラム教の「お祈りに来いよ〜」とモスクからの呼びかけの声)で起こされました。寝ぼけながらも、やっとモロッコに来たんだということを実感・・・!

朝食は近くのカフェで買った巨大クロワッサンとパンショコラ!フランスの植民地だったために食事はフランスからの影響も強いようです。

午前中はまず最初にJICAモロッコ事務所に行って、手続き諸々を済ましたり所長からの挨拶があったりして、自分が改めて協力隊員として果たす役割を再確認。特に自分の任地では、大変そうだけどやりがいのある活動ができそうで、やっぱり村落開発普及員としてモロッコに赴任できて良かったなと思えるような、所長からの挨拶でした。

そして午後は安全管理担当のスタッフから、ラバトの交通事情や他の都市に移動する手段などを案内してもらいました。

夜はホテル付近のモロッコ料理屋で、ハリラというモロッコ風スープと、肉の串刺し(ケフタ)を楽しみました!とても素敵な雰囲気のレストランで、いかにもモロッコというような場所でした。もちろん、仕上げはミントティーで!☆

数日間滞在するホテルではWi-Fiは遅いけど使えるし、JICA事務所でもネットは使えるようなので、これからも頻繁にこちらの情報はアップデートしていきたいと思います!

無事モロッコに到着!/ Arrived at Morocco safely!

タイトルの通り、無事にパリ経由でモロッコの首都ラバトに到着しました!
ホテルにも無事にチェックインが出来、今のところ順調です!!
今日はもう寝て明日からの生活に備えます!オヤスミナサイ!

2013/03/25

明日、モロッコへ出発!/ Off to Morocco tomorrow!

ちょうど1年前に受験した青年海外協力隊ですが、いよいよ明日、正式に協力隊員として任国へ出発します!

任国は北アフリカに位置する国、モロッコ王国。3年前にピースボートで寄港した時に初めて訪れて以来大好きになり、協力隊で行くならばモロッコに!とずっと考えていた国です。第一志望で出願したためにモロッコの要請に合格した時は本当に嬉しかったのを今でも覚えています。そんなモロッコに明日いよいよ赴任!と考えるとワクワクします!モロッコ着いたら感動して泣いちゃうかも・・・なんて(笑)。もちろん不安もありますが、とりあえずやってみるしかないです!

赴任前の公式行事である皇太子殿下への表敬訪問や、出身地の都道府県と市町村への表敬訪問も済まし、緑の公人旅券も発行されて、いよいよ公人としてモロッコへ赴任するんだという実感がちょっとずつですが湧いてきました。。。
公人パスポートは緑色⭐

東京都庁へ表敬訪問行ってきました!

私の赴任予定地域はグルミマという町で、首都ラバトから550km以上離れた内陸部に位置します。アトラス山脈という4000m級の山の近くにあるため標高は約1000mに位置しますが、そこから数時間離れたところには砂漠が広がる、自然の豊かな地域だそうです。人口はモロッコの中でもベルベル人という先住民の住む人口が高く、使用言語はアラビア語やベルベル語だそうです。

今回私が派遣される地域はモロッコの中でも最も開発が遅れていると言われている県で、モロッコ政府がJICAとも協力して、地域開発プログラムを行っている地域です。私は村落開発普及員として派遣され、現地の女性団体の現金収入を手工芸品開発や販路拡大を通して向上させたり、識字教育や衛生教育に取り組んだり、地域間の格差をなくすために何ができるか模索するといったことが活動内容に含まれてます。

・・・・・しかし、じゃあどうやって具体的に上記の活動をするんだ!?!?
それは私にも今は分かりません(笑)。私の要請は新規のために前任者はいません。なので、現地に行ってからフィールド調査などを行ってニーズを把握した上で活動に取り組むことになりそうです。具体的な活動に関しては現地に着いてからのお楽しみ〜ってことにしておきましょう。

モロッコに着いてから最初の一ヶ月間は首都ラバトで言語研修を受けます。訓練所で習いたての(そして忘れつつある)フランス語で、アラビア語(モロッコ方言)を習います!・・・なぜ?!って思うでしょうけど、それはまたモロッコについてから詳しく書くことにします。

では、次にブログを更新する時は首都ラバトからになりそうです。
ということで、いってきま〜す!!

2013/03/19

Last bellydance lesson before Morocco

ちょうど今から1年とちょっと前から自宅と職場の間にある吉祥寺でベリーダンスを習い始めました。きっかけはピースボートに乗船した時にベリーダンスを教わる機会があったことでした。もともとバレエを4歳からやっていたし、他のジャンルのダンスも大好きなので、今度はベリーダンスを本格的にやろう!と思って通い始めたベリーダンスレッスン。時間的にも場所的にもちょうど良いレッスンがあったのでスタジオに行ってみたら、なんとめちゃくちゃきれいな先生が教えているではないですか!!その先生がYOSHIE先生でした。初めて行った先生のレッスンだったのに、レッスン後にたまたま色々お話しする機会があり、レッスンも会話も楽しく、意気投合しちゃいました☆

そんな先生には、その後ベリーダンス講師としてピースボートに乗船して頂いたこともあり、日頃のレッスンに加えて職場でもとってもお世話になりました。先生の創り出す独特の雰囲気や振り付け、衣装、考え方など、先生を取り巻く全てが大好きで、本当に心から尊敬する方です。もっともっと先生の元でベリーダンスを学びたい!と思っていたところでしたが、私が協力隊でモロッコに行くことに決定したので、今日赴任前最後のベリーダンスレッスンに行ってきました!

今日は踊りは少なめで、その代わりにちょっとした座学を行い、女性らしさについて考えるワークショップをやりました。やっぱりベリーダンスをやると女性らしさが増しただとか、もっと自分を女性として意識するようになったという人が多いようでした。

モロッコでもベリーダンスは踊られているので、私も絶対にベリーは続けたいと思います。でも、私の任地はベリーダンスレッスンがあるような大きな町ではないので、実際に継続できるかわかりません・・・。ただ、任地周辺はベルベル人という先住民人口が高く、ベルベル人の踊りが踊られるそうです。ベリーダンスに加えてベルベルダンスも習って、パワーアップして帰国したいところです!


2013/03/15

協力隊派遣前訓練、無事修了!


昨日、青年海外協力隊の派遣前訓練を終えて無事東京に戻ってきました!

65日間の訓練生活では、毎日5時間近くの語学授業や、国際協力、異文化理解、安全管理などに関する講座で盛りだくさんでしたが、無事に最終語学試験や講座試験も合格し、やっと一人前の協力隊員になるところまでたどり着けました。

そして、なんといっても訓練生活を支えてくれたのは、訓練所で生活を共にしたかけがえのない仲間たち。57名の同期訓練生に出会えて本当によかったです。これからはみんなバラバラの任国で2年間活動していくことになりますが、お互い励まし合って頑張っていきたいと思います。地球のどこにいても、みんなお互いにつながっていられるような気がします!



2013/03/11

あれから2年、これから2年

今日で2011年3月11日に東日本を襲った東日本大震災からちょうど2年が経ちました。今日は訓練所で全てのスタッフと候補生たちが、震災が起こった14時46分に黙祷を捧げました。

震災が起こった今から2年前、私はその頃働いていたNGOピースボートの地下一階の事務所にいて、強い揺れを感じて机の下に潜ったのを覚えています。その数分後にテレビに映し出された津波の映像。いとこが住んでいた関係で私も何度か行ったことがある仙台名取市の畑が茶色い水にあっという間に覆われていったのを今でも覚えています。

あれから2年。震災後はまもなくピースボートが被災地支援を始め、私もその立ち上げ当初から数ヶ月間被災地にボランティアを派遣する業務を担当していました。震災から2週間後に被災地入りし、石巻専修大学に仮で作られたボランティアのテント村にて真冬の中寝泊まりした際、そこで被災地支援に来ていた協力隊OB/OGに出会ったのも覚えてます。その頃、いつか私も絶対に応募してみるんだ!と思っていました。

あれから2年。今日、ちょうど派遣前訓練の山場にあたる訓練言語の最終試験がありました。2年前はまさか自分がその2年後に協力隊に合格し、二本松訓練所にいるとは思っていませんでした。でも、2年前に掲げていた夢が着々と叶おうとしているのかなと思います。

今日は試験後に、今までの62日間の訓練所生活を振り返り、そして2年後に任務を終えて帰国する自分がどんなことを達成していてほしいかなど考える機会がありました。何を達成したいかは、2年後にある程度それを達成できていたらシェアします(笑)。

そして最後に私たちが行く任国にそれぞれの訓練生の名前が描かれた地図に、半年後の自分へのメッセージを書いて貼って、今後の活動に向けて想いを馳せました。もうあと3日後にはこの訓練も終了し、もう同じメンバーが一斉に集まる機会はおそらく二度と来ないのだろうと思うけど、でも任国にいてもお互いがつながっていられたらいいなと思います。

2011年3月11日—あれから2年経った今、2年前の自分がどう成長し、その成長をどのように今後の活動に活かせていくことができるのか。これからの2年間、一体どういった活動をしていき、モロッコでは何を残して帰ることができるのか。。。不安もありますが、やっと叶った協力隊の道なので、楽しみという気持ちの方がいっぱいです。その気持ちを忘れずに、残りの訓練所生活やモロッコでの活動を精一杯頑張ろうと思います。



2013/03/05

JICA二本松訓練所生活⑦ 〜文化交流会〜

訓練所生活も残すところあと10日を切ってしまいました。65日間なんて結構時間あるじゃんと思っていたけれども、中間試験後はあっという間に時間が過ぎて、今週末から来週には語学期末試験や今まで受けて来た国際協力や異文化理解、安全対策などに関する講座のレポート提出や試験などがあって、本当に訓練がもうすぐ終わるんだという実感が徐々に湧いてきます。

さて、そんな中語学授業の方では前回あったアウトドアレッスンに加えて、文化交流会という普段の授業とはちょっと違った形で言語を勉強する機会がありました。文化交流会では、各非英語クラスに隊員の任国のゲストを1人ずつ招いて、日本文化や任国の文化を紹介し合ったり、ターゲット言語でプレゼンテーションをするなどの機会がありました。

私たちフランス語クラスに来てくれたのは、神奈川在住のモロッコ人。日本にはもう7年も住んでいるので日本語は堪能ですが、私たちの勉強のために、極力フランス語でしゃべってくれました。そして、彼に加えてJICAジブチ事務所の現地調整員の方が訓練所の様子を視察しに来ていて、ジブチもフランス語圏ということもあり私たちの文化交流に参加しました。

私たち隊員が発表する場面では、フランス語でピースボートでの経験を発表してみました。普段は先生やクラスメートの前でしかフランス語で発表したりしないのに、なんだか先生以外にモロッコ人やジブチ人がいるとちょっと緊張しましたが、伝えたいという気持ちが先だって頑張っていたらどうやら言いたいことは伝わった様子・・・!日本文化紹介として剣玉も教えてみたけど、フランス語で剣玉のやり方なんで説明できない・・・!とりあえずジェスチャーと片言のフランス語でなんとか切り抜ける・・・!どうやらゲストの2人や先生も普段やったことのない剣玉で楽しんでくれた様子・・・。モロッコのゲストには、私たち隊員の名前をアラビア語の書道で書いてもらいましたよ。


この日は、普段の授業では苦手なリスニングも、自分が知っている文脈だと以外にも40〜50%くらいは内容が理解できた気がします。ジブチの調整員とは、ソマリア沖の海賊の対策のこととか、ジブチには自衛隊基地、米軍基地、仏軍基地があることか、ちょっと難しいことをフランス語で会話したりしたけど、不思議にも結構コミュニケーションがとれたことが自分でもびっくり!自分が興味ある分野だから、言葉が全て分からなくても文脈でなんとなく言っていることを推測できるし、もっと知りたい気持ちが前に出て一生懸命相手に伝えようとするから、いつもよりも有意義なコミュニケーションがとれたと思います。私にとっては言語はコミュニケーションツールの一つであり、言語を学ぶ目的は、言語を学ぶことが好きだからというよりは、よりいろんな人とコミュニケーションをとって、いろんな文化を知りたいから。だから、この日フランス語を使って授業以外の場面で人と真のコミュニケーションをとれたことは、私にとってとても楽しかったです。

モロッコに行ってからもこの調子でより多くの現地人とコミュニケーションとりたいなと思います。でも、まずは来週ある語学の最終試験に備えないといけません・・・。落ちると追試があり、下手すると派遣延期とかにもなってしまうので本気で頑張らないとヤバいです!おそらく次にブログを更新できるのは試験後となるかと思いますが、その頃はもう訓練所生活も終了間近となっていることを考えると悲しくなっちゃいます。