2016/03/02

「平和構築・開発におけるグローバル人材育成事業」に参加しました!

しばらくブログに投稿してませんでしたが、今年1月〜2月末まで、外務省委託「平和構築・開発におけるグローバル人材育成事業」プライマリーコースというのに参加していました。

詳細は上記ハイパーリンク先のホームページを見てもらえれば一番早いので、ここでは完結に述べますが、平和構築や開発分野において今後キャリアを積みたい人たちを対象に、必要なスキルや知識、経験、ネットワークなどを培うチャンスをくれる研修です。6週間の国内研修と1年間の海外研修から成り立っていて、私はこの国内研修にまずは参加してきました。

この研修に参加できる人は、実施・協力機関である日本の外務省、HPC(広島人材育成センター)、UNV(国連ボランティア)の審査を合格して選ばれた日本人15人と海外からの10人の計25人なので、どんな人が集まるのかめっちゃドキドキしました。(そもそも、この研修の合格通知が来た時に、自分が選ばれたのが信じられなかったくらいだったんで・・。)

研修初日はまさかの大雪で、都内の交通状況は最悪。開会式が30分遅れとなり、私もスーツケースを持って雪を掻き分けながらやっとの思いで、開会式のある国連大学に着いた時はホッと一息・・・。

海外からの研修員は、今年は、中国、カンボジア、バングラデッシュ、フィリピン、アフガニスタン、イラク、ウガンダ、ナイジェリア、ケニアの10カ国から。日本の研修員も、元NGO職員、開発コンサル、在外公館勤務者、弁護士、民間企業など、これまでのキャリアバックグランドは様々。海外からの研修員の話も興味深いし、日本人研修員のこれまでのキャリアとか聞いていると、みんなとてもユニーク(そして優秀!)で面白い。

毎週ごとに変わる講師の皆さんも、国内外から集まった豪華メンバー。国連などの国際機関を中心に、平和構築・開発の現場に長年携わってきたベテランの方々ばかりで、彼らの講義の内容や、食事などオフの時間に聞けるお話も、かなり貴重な内容ばかりで、ついつい食事も忘れて聞き入ってしまう。

研修運営スタッフの皆さん(主にHPCのスタッフ)も、日頃は研修運営に徹するばかりだけど、オフの時間にお話をしてみるとやっぱりみんなかなりユニークな経歴な方ばっかりで興味深い。

研修中に学んだ内容はいろいろとありすぎて全部書けないけど、簡単に述べると、平和構築・開発分野における基礎知識から、問題分析、プロジェクト計画・運営・モニタリング・評価、安全管理、コミュニケーションなどを、座学やワークショップなどを通してみっちり学びました。あとは、キャリア設計に関するお話を聞いたり、自分たちで考える機会もあって、これも非常に参考になりました。私は個人的に、座学だけだと頭にあまり入ってこないので、ワークショップなどを通した体験型の学びが一番勉強になった気がします。

あまりにも濃い6週間をインターナショナルなメンバーと過ごして、日本国内(東京と広島)で研修を受けていたはずなのに、研修が終わるとなんだかこれまでの研修という非現実的な環境に戻って、若干(逆?)カルチャーショックみたいな経験をしました(笑)。

国内研修が終わった今、次のステップは国外実務研修としてある、UNV(国連ボランティア)としての派遣です。これは日本人研修員のみを対象として行われ、日本人研修員15人が、それぞれの希望やこれまでのキャリアなどにマッチした国連機関に派遣され、1年間実務経験を積むという機会です。みんながどの国でどんなことをするのか、今から気になるところです。
6週間のうち、5週間は広島で研修を受けた。
恥ずかしながら、この時初めて広島へ行った。
念願の宮島へも行けた!